パッションフラワー(passion flower)

ラテン語のイエス・キリストの受難、苦悩を表す Passio と、花を表す Flora をもとに、16世紀に宣教師たちによって命名された穏やかハーブ
和名:チャボトケイソウ(時計草)

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パッションフラワー(和名:チャボトケイソウ)
学名       Passiflora incarnata
科名       トケイソウ科
和名       チャボトケイソウ

南米ブラジルやペルーが原産で、属名「Passiflora(パッシフローラ)」はラテン語のイエス・キリストの受難、苦悩を表す Passio と、花を表す Flora をもとに、16世紀に宣教師たちによって命名されたとされています。
英語ではパッションフラワー(passion flower)で、「受難の花」という意味となります。
花の見た目を十字架に磔にされたキリストと重ね、副冠はキリストが被っていた荊の冠、3本の「雌しべ」はキリストの釘跡、5本の「雌しべ」はキリストの5つの傷を表していることから、この名が付けられました。(諸説あります)

日本では、時計の文字盤のような花弁に針のような「雌しべ」の花の形からトケイソウ(時計草)と名づけられました。

約 400 種あるトケイソウの仲間の中でもチャボトケイソウはもっとも有名な穏やかにする働きを持つハーブで、北アメリカ南部から南アメリカにかけて分布し、今では熱帯・亜熱帯地域で栽培もされています。
古くは北米先住民のアルゴンキン族によって、心を穏やかにする薬草として民間医療において用いられました。
19 世紀には米国で睡眠に対して活用され、現在ではストレスや緊張に対して活用されています。
その他、穏やかになるハーブティーとしても愛飲されています。

パッションフラワーの働きについては200年以上に渡りヨーロッパ、アメリカ、カナダの研究者によって調べられ、300を超える論文があります。

リラックス効果
穏やかにする働きを持つことで知られたハーブで、気持ちを和らげる働きと、心を穏やかにする働きで気持ちを落ち着かせることから、イライラや緊張、不安、パニック、ストレス、眠れない時などに活用されています。
また、それらの特性から女性特有の悩みや頭がズキズキするときなどにも活用されています。